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2012/11/27

アサシンクリード3 レディリバティー 感想


PSVITAのリアル系アクションゲームとしては今のところ最高のグラフィック表現ではないだろうか。温湿な気候と趣のある建物、人々のカラフルな服装。当時のニューオリンズの情景が見事に表現されている。何より、携帯機でしっかりアサクリしているところは嬉しい驚きだ。

今作ではアヴリーンという初の女性アサシンが主人公ということで、変装という新しい要素が追加されている。金持ちの令嬢姿のレディ、黒人奴隷、そしてアサシン。レディは男を誘惑してカモフラージュしたり戦わせたりすることができ、奴隷は他の奴隷に混じることで場に溶け込むことができ、アサシンは警戒度が高いものの豊富な体力と戦闘スタイルを駆使できる。とにかくこの変装が最高!これはアサクリの革命だ。



ぶっちゃけるが、私はアサシンクリードでアサシンが被るフードが嫌いだ。1作目は時代と場所が合ってるのでいいのだが、それ以降は許せない。というかダサい。時代と場所に合ってない。フード被ってる方が目立つだろこれ。(デズモンドに関しては、彼のひねくれて幼稚な性分に合ってる気もする。)
しかし今作において、何故か頑なにフードを被ってきたアサシン像に、アヴリーンはNOを言ったのだ。さすがアヴさんぱねえわ。変装という追加要素によって、顔を隠すという説得力のない理由で存在し続けていたフードとおさらばできたのだろう。
まあ、どうしてもダサいフードをかっちょええ帽子の代わりに被りたいという奇特な人がいるのなら、服屋で買うこともできる。

フードがなくなったというだけで評価は高いのだが、全体的にも非常に良い出来のゲームだ。ミッションのバリエーションは多彩で飽きないし、操作性も良好だ。PSVITA独自の操作性も嫌味にならない程度なので、背面タッチ恐怖症の人にもお勧めできるだろう。シングルプレイに関しては。
そう、今作にはマルチプレイも含まれている。これは据え置き版の暗殺合戦ではなく、世界規模の陣取り合戦みたいなもんだ。トロフィーを取りたい人だけやればいいだろう。以上。

「アサシンクリード3」主人公のコナーは、朴訥で不器用キャラだからアヴさんみたいに器用に変装できないだろうし、モヒカンを隠すためにフードを被り続けなければいけない。フードを被らないアサシンとしてのアヴリーン版の続編を期待する。

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