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2013/03/02

アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり 感想

アンチャーテッド - 地図なき冒険の始まり -

PSVITA起死回生の値下げと共に始まった、PS Plusの無料お試しキャンペーン。PSVITAのフリープレイは全部で6タイトルという大盤振る舞いだ。そしてこの中に、何となく買いそびれていたアンチャーテッドが含まれているんだからやらない手はない。

今更説明するまでもないが、アンチャーテッドシリーズはPS3で3作が出ている人気作だ。1作目の「エル・ドラドの秘宝」は当初認知度は低かったものの、緻密なグラフィック描写となんと言ってもテレビの洋画劇場を思わせる演出と吹き替えの妙によって口コミで評価が高まった。しかし、アンチャーテッドを真に人気作としたのは2作目の「黄金刀と消えた船団」である。ストーリーの規模、グラフィック、アクション、音響、BGM、キャラのモーション、そして怒濤のスペクタル演出。すべてにおいて度肝を抜く進化を遂げた2作目は、多くのゲーム賞を獲得し、ゲーマーにもプレイヤーにも大きな影響を与えた。

さて今作はアンチャーテッドでは初となる携帯機で、開発もノーティドッグではない。だが、紛うことなくアンチャである。2作目以降のようなど派手な演出はほとんどなく、全体的に地味な感じに仕上げっているが、やはりアンチャである。つまり、アンチャーテッドをアンチャーテッドたらしめている要素は確実に押さえている。アクロバティック崖登り、銃撃戦、謎解き、お宝収集、ネイトのぼやき、そしてサリー! ゲームの後半、サリーが登場しただけでこちらのテンションはMAXだ。このゲームの魅力はキャラクターの魅力でもあることを実感した。

VITA独自の機能としてのタッチ操作は想像以上にマッチしている。謎解きのタッチ操作や写真撮影はそのまま本家に導入してもいいくらいの楽しさがある。PS3の本家ではあまり表現できていなかった、考古学に造詣の深いトレジャーハンターとしてのネイサン・ドレイクを上手く操作で表現できている。

VITAのローンチ作品であるが、質も量も充分な出来である。ノーティードッグの手掛けるエポックメイキングなものは無いが、しっかりと要点を押さえた手堅い作品といえるだろう。これだけのものをただで遊べたんだから儲けもんだ。

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